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ドバイ原油

取引概要(ドバイ原油)

上場取引所
東京商品取引所
立会時間夜間立会 : ザラバ (17:00~06:00)
日中立会 : ザラバ (8:45~15:45)
取引単位1枚=50kl
呼値1kl/10円
倍率50倍
CB幅前日帳入値段を基準に±30~60%
手数料(片道)3,410円(38,000円以上44,000円未満)
3,740円(44,000円以上50,000円未満)
4,070円(50,000円以上56,000円未満)
4,400円(56,000円以上62,000円未満)
4,730円(62,000円以上68,000円未満)
5,060円(68,000円以上74,000円未満)
5,390円(74,000円以上80,000円未満)
5,720円(80,000円以上86,000円未満)
6,050円(86,000円以上92,000円未満)

以後6,000円増すごとに330円を加算
※日計りは往復で上記金額
※ 上記手数料は消費税相当額を含む

基礎知識

全般

原油はプランクトンなど生物の遺骸や藻類などの有機物と土砂が混ざって海底に堆積、バクテリアの働きや地中の圧力・熱の作用で長い年月をかけて油状に熟成されたものとされる。原油の分類の仕方はいくつかあるが、『産地別』(アラブ首長国連邦産の『ドバイ原油』、オマーン産の『オマーン原油』など)、北海油田の『ブレント』などがある。また原油の指標価格としては「ニューヨーク原油先物」「北海ブレント原油先物」「ドバイ・オマーン原油スポット価格」が三大指標となる。そのうち原油の指標価格は基本的に「ドバイ原油スポット価格」に対応する。採掘される原油は原油の埋蔵量は有限だが、技術進歩によりそれまで発見できなかった、または採掘できなかった油田が発見され、可採埋蔵量は常に変動している。

需要

原油の需要は世界の景気動向や経済見通しに左右され、景気が上向けば需要が増加し価格は上昇、下向けば需要は減少し価格は下落する。また、近年では各国でガソリン車やディーゼル車など化石燃料を使う自動車の製造・販売を規制する動きが見られるなど、環境規制の高まりも需要に影響を与える。

供給

OPECによる生産調整や、中東など主要産油国での地政学的リスクが供給に大きな影響を与える。また、シェール革命以来米国が生産量を増やしていることから、米国における原油在庫の増減やハリケーンなどの天候異変なども供給に影響を与える価格変動要因として意識されるようになっている。

変動要因データ マーケットが注目する主な指標

国内週間原油処理量(データ/グラフ)

年間処理量の変動を見ると、通常4月から処理施設が定期点検に入るため減少するが、夏はガソリン需要が増加するため処理量が増加し、秋から冬にかけて灯油需要が増加するため再び処理量が増加する。

CFTC建玉明細(データ/グラフ)

米商品先物取引委員会(CFTC)から毎週金曜日に発表される。ファンドなど大口トレーダーの建玉の推移を見ることができる。買い玉が増えれば上昇しやすく売り玉が増えれば下落しやすいが、行き過ぎると反動が大きくなりやすい。

石油製品の生産得率

原油を精製すると沸点が高い順からガソリン、ナフサ、ジェット燃料油、灯油、軽油、A重油、C重油、潤滑油・その他・・・などが得られる。

原油先物取引についての注意点

ガソリン、灯油などの製品と違い、原油は指数先物取引となります。そのため納会事情(現物が無いなどのトラブル)などで納会日に急変動することはありません。あくまでドバイの原油価格の指数となります。
また、ガソリンや灯油などの製品先物市場は、当限玉を納会日まで持つ事が出来ず東京商品取引所が定めた指示日までに決済しなくてはなりませんが、原油は指数ですので納会日まで持つ事が出来ます。
納会値段も東京商品取引所が最終決済価格(プラッツの月間平均価格)を発表するまで確定しません。
原油の当限玉を最後まで持ち続けた場合でも、この最終決済価格によって自動的に決済されます。

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